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ブラジル音楽系シンガーKeiko Yoshimuraの演奏ツアー、旅の記録

想像以上に苦戦したブラジルツアーの旅程作成

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◆初の長期ツアー旅程作成

結構大変だったのが、3週間に渡るツアー旅程を作ることでした。旅の中でも旅程を組む作業が1番の楽しいのですが、こんなに長期間の旅の予定を0から作っていくのは初めての経験でした。

ほぼ想像と空想の世界で決定していくので、毎回パズルのピースをひとつひとつあてはめていくような作業で、意外に苦戦してしまいました。

 

◆ツアー旅程の作成は、大まかに仮定するところからスタート

結局、日本祭などすでに確定している予定をもとに、仮の日程を組むところから始まりました。

a=xと仮定すると、みたいな数学の授業が役立つ時がきたのです(笑)

まずはサンパウロの日本祭出演が2018年7月21.22.23に決まったところから計画がスタート。そこからメンバー全員の予定を聴いて、ざっくりと大まかな3週間という期間を決めました。

その枠を仮定した中で、ギターのTaka(Takaaki Ohnishi)さんと、ブラジリア行きを7月15.16.17くらいにしようとか、ヴィトリア行きを日本祭のあとにしようなど相談しながら、進めていきました。

 

◆七夕祭の日程が決まらず苦戦

しかし、出演が決まっていたサンパウロ七夕祭の日程が、ワールドカップの影響でなかなか決まりませんでした。

この緩さがブラジルらしいのですが、旅程決定が1番苦戦した要因になったのです。

本当にギリギリになってから発表されましたので、それまでは七夕は7月のどこかの土日、おそらく最終週だろうという見込みの元、3パターンくらいの旅程組み立てました。

あまりにも予定が決まらない中、航空券の金額がどんどん上がっていくので、最悪、七夕には出演しない方向も考えていました。

 

◆出発や到着日で金額が変わる

その頃は、ひたすらスカイスキャナーとにらめっこする日々を過ごしていました。航空券は1日ずれただけでも金額がかなり変わってくるので、ベストの出発日、帰着日はいつなのかを常に模索していました。

例えば土曜を出発日や帰着日にすると、割と高めになってしまうことが多かったので、ずらした日程で探しました。

決定の連続というのは、なかなか心が鍛えられるんだなぁとしみじみ感じました。

 

◆予定が確定すると、話がどんどん進む

ですが旅程が決まり航空券を購入してしまえば、凄い勢いで物事が決まっていきます。ブラジリアのミュージシャン、アルベルト・サウガードに、”ブラジリア行きの航空券を買ったし、宿泊も予約したよ”と伝えたら、彼は次から次にライブブッキングしてくれました。

おそらく、来るか来ないのかわからない人に対しては何も動けないという感じなのかもしれません。

 

◆ギンガライブでスケジュール変更

そんな中、サンパウローブラジリアの往復チケットも購入した後に、なんとあのギンガがブラジリアで演奏するという情報をTakaさんが見つけたのです!それは私達がサンパウロに戻る予定の2日後でした。

でもギンガはその時はまだ来日してなかったので、これは絶対に見るべきだし、凄いタイミングだと思いました。それで急遽予定変更。チケットも一度破棄して、ギンガを見るために新しい旅程を組み直すことにしました。

最終的には、日本祭当日の早朝に、ブラジリアからサンパウロに移動するという、超ハードスケジュールになってしまったのです。

 

◆スケジュール、旅程は早く組み立てるのがベスト

そのような経験から、できることなら旅程はなるべく早めに決定し、時間を有効に使って充実したプランを立てるのがベストではないかなと思います。

何から始めればいいのかわからないときは、理想の旅程をとりあえず書き出してみて、徐々に調整していくとゴールが近くなるかもしれません。